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2019年5月24日金曜日

陣馬山👉高尾山縦走登山 【その3】高尾山

高尾山へ向けて

前回は陣馬山👉景信山までの道中のお話を書きました。今回は高尾山までの事を書きます。
写真は高尾山のケーブルカー乗り場で見つけた北島三郎さんの黄金の像です。
演歌で有名ですが、私のイメージだとめ組の頭です。
高尾山との縁の詳細は良く知らないのですが、あちこちで名前を見かけるので深いのでしょう。

出発

景信山で食事を済ませ、持ってきたさんぴん茶1Lを飲み干し、残るは水道水1Lになりました。
今回はお試しで、スマホを使ってGPSの軌跡の記録していました。
アプリを2つ試したところ、普段ランニングで使っているEndomondoの調子が良かったのでこちらを中心に使っていました。
通信状態が厳しくスマホを見るとHSPAでの接続のみ。俗に言う3Gというやつです。そのため、地図は表示されず軌跡のみでしたが、これでも無いよりはマシです。

相変わらず登山路が多くて迷子になっていましたが、道標のおかげで順調でした。
景信山々頂でトイレを済まそうと探すと、山頂広場から少し下がった場所にバイオトイレがありました。
お世辞にも綺麗とは言い難かったですが、野に放つ開放感は後世に負債を残す事になるので使わせていただきました。

再び距離標がありました。
高尾山口まで8km。地図上では景信山で半分という認識でしたが、もう半分を越えたようです。

中央道の渋滞情報でも有名な小仏峠に着きました🙌
コレという名称を示す物が無かったので地図でパシャリ📷
これによると、真下はJR中央線のトンネルになっているようで、高速道路のトンネルは少しずれた場所のようです。

小仏バス停付近の小仏なので、そこへ向かう登山路もあります。
出発時の最寄り駅 高尾駅にもバスは向かっているので、緊急時の下山ポイントとしても使えます。

ここにも石像があったので、登山の無事を願って手を合わせました。
今でこそ、登山というレクレーション・スポーツでも無ければ滅多に歩かない道ですが、徒歩が移動手段の中心だった数百年前は街道だったんですよね。
現代ではちょっとした怪我病気でもその当時は致命傷になる時代でしたから、神頼みは精神安定剤として貴重な事だったのでしょう。

な、なんだこれ!?
信楽焼のタヌキがありました。
ネットを検索すると、以前はここに小仏峠頂上という碑があったみたいですが、現在はありません。
タヌキが増えたり減ったりもしているそうなので、誰か担いで登って置いてくのかもしれませんね。

明治天皇行幸時に御休憩された場所という碑がありました。
自動車が増えたのは昭和後期。中央線新宿甲府間が開通したのも明治36年西暦1903年ですから、明治天皇の碑をあちこちで見かけるのは時代背景が大きいかもしれません。

古い高尾山の道標を見つけました。
道の字が欠けているので、倒れては修復してを繰り返した結果かもしれません。

この花が群生して咲いていて、とても綺麗でした。
なんて花なのかわからなかったのですが、Twitterでシャガと教えていただきました。ありがとうございます。
このシャガという植物は種ができないそうで、何らかの理由でここに植えられ自生したようです。
現代では採集はもちろんダメですが、勝手に植えるのもダメなので、大昔に持ち込まれたものなのでしょうね。
人の往来が多かった場所でしょうし。

(ほこら)を見つけたので、こちらでも手を合わせました。

ここまで来ると相模湖も大きく見えますね。

お馴染みになった距離標発見。
高尾山口まで7km。
登山はマラソン。時間をかけて一歩一歩進む根気のいる旅です。
それが楽しめるようになったのも、経験や老いの結果なのかな?と感じます。

アンテナ群の場所に出ました。
これだけあれば携帯電話もバッチリだろ?と冗談混じりで考えてましたが、本当にそうでした。

小仏城山々頂に着きました。登頂達成🙌
人が多かったです。高尾山を登山として登ろうとした場合、どうしても高尾山口からだと人工的に整備されすぎててイマイチ雰囲気がないのもまた事実。
手軽な縦走登山ということで、ここを起点終点にする方が多いのかもと思いました。

景色を満喫するのも早々に出発。
高尾山方面の登山道に高尾山ナニガシと書かれた道標がありました。
なんて書かれていたのでしょうね?

軽く下って登って一丁平に着きました。
丁は町の略字で尺貫法の面積の単位です。
山の表面積をヘクタールと言う事が多いですが、林業では相変わらず~町部という言い方をする事もあります。
高尾山々頂の道標に一丁平方面というのを見た記憶があったので、もうすぐゴールだなと思ったのもココでした。
持ってきた飲料水パック1L2袋はここで全て無くなり、残るは直飲み用水筒の水300ccのみになりました。

道標に高尾山ビジターセンターの文字が出てきました。
Twitterのアカウントで見かけて読ませていただいてはいるものの、センター自体がどこにあるのかイマイチわかっていませんでした。

ここで再び登山道の選択タイム。
なんとなくふじみ台が気になったのでそちらへ向かってみました。
富士山を見るのは厳しい事は承知の上で、後のための情報収集も兼ねて🗻

そしたらまさかの細道で、しかも草木が生い茂るヤブ状態。
植物の中には触れるとかぶれるものもありますし、ふいに虫がひっついてくる事もあります。
心細い道すぎてちゃんと高尾山に行けるのか心配でした。

分かれ道に出てふと見ると開けた場所があったので、そこがふじみ台なのかと思ったのですが、こちらは単なる広場みたいでした。

反対側の急斜面を登るとそこがふじみ台でした。
先客でベンチが一杯だったので座れず、隅にザックを置けそうな場所があったのでそこで下ろして虫が付いていないかの確認。
すると、その先客同士で毛虫が多いという話をしているのが耳に入ってきました。
一丁平までそんな雰囲気がまったく無かったのですが、ふじみ台・もみじ台への道のあたりから虫が多い事に気が付き不安増大でした。

高尾山々頂に到着しました。登頂達成🙌
今回の縦走登山最後の山頂です。
登山は下山するまでですから、まだまだ気が抜けません。

帰路

直飲み用水筒の中身も全て飲み干し空っぽ。買わなきゃならないかも?と思っていたのですが、東京都の美味しい水道水みたいな札がかけてある蛇口を見つけたので、水筒にいただき飲ませていただきました。
休憩でザックを下ろすと、肩に羽織っていた上着に毛虫が付いてました。揺すっても吹いても落ちないので、ドキドキしながら指でピンと弾き飛ばしました。
キアシドクガの幼虫だそうで、毒はそうですが体毛が肌に刺さってかぶれる事もあるようです。

数年前に高尾山を初めて1から登った時に通った、4号路の山頂側の分かれ道まで着ました。
以前はこんな綺麗な道標無かったのですが、オリンピックを控えてあちこち整備してるのでしょう。

ここで致命的なミスに気が付きました。小銭をまったく持っていなかったのです。
お賽銭が無く、薬王院の参拝は階段下の下段から手を合わせるだけにしました。

そのかわりというわけでもないのですが、お土産を買わせていただきました。
お寺さんが直接お土産を販売してる所はとても珍しいと思います。
精進料理は看板が出ていなかったので営業終了してたっぽいのですが、いつか頂いてみたいです😋

名物の串団子をいただきました。
今回はごまどころ 権現茶屋の金ごま団子をいただきました。お茶はサービスでいただきました。
疲れを癒やしてくれる一本でした。ご馳走様です。

食べ終わってふと見ると、なにかどこかで見覚えのあるものが。
ソフトクリームなのですが、アレですよね?あれ👻

4号路のふもと側の分かれ道も綺麗になっていました。
以前はわかりにくかったんですよね、ここ。

開運ひっぱり蛸をナデナデ。
リストバンド通して彼の御仁にもご利益あるかも?

さる園・野草園も令和祝福の掲示がありました。
天皇陛下御即位祝福をあえて元号で表現してるのは、ある意味日本の文化かもしれません。

お土産に高尾山名物 天狗焼を買いました。
以前買ったら好評だったのでリピ買いです。

そして私も1個パクリ。
高尾山薬王院の天狗を象っているから人気なのもありますが、中のアンが北海道 黒豆で豆の旨味を感じる甘さ加減が絶妙だからだと思います。ほんと美味しいです。
ココにも毛虫大量発生中⚠の警告看板があちこちにあって、近くて食べていたお姉ちゃんにもひっついていたようで絶叫してました。

ケーブルカー乗り場そばの見晴らし場から撮影📷
午後になってから風が吹き始めたお陰でモヤが晴れ、眺めが良かったです。

少し下った所にあるリフト乗り場まで下ってきました。
ここが最後のエスケープ場所。まだまだ体力も時間も十分。徒歩で下山します。

途中、寄り道をして金比羅台にやってきました。
都内が一望できる手近な場所です。
登る時にココへくると長い長い階段道なのでハードなので、下山時に立ち寄るのがオススメです。

金比羅台そばには登山路の分かれ道があり、JR高尾駅へ向かう場合は別方面へ向かったほうが近道です。
1度行ってみたいと思っていますが、今回も高尾山口駅へ向かいました。

驚くぐらい毛虫が多かったです。
当初は稲荷山コースで下山予定でしたが、お土産を買う都合で1号路での下山に変更しました。
その道中、足の踏み場もないぐらい大量の毛虫が地面にいて、案の定潰れているのも多数。
虫といえども殺生は好みませんが、もう仕方ないと思いそのまま歩いて下山しました。
さすがに写真はアレなので、すぐ隣の爽やかな砂防ダムを撮ってきましたので御覧ください。

高尾山駅に着きました。
陣馬山👉高尾山縦走登山完歩🙌

今回歩いた軌跡をReliveで動画にしてみました。
よく歩き、良い登山になりました⛰️

Relive 'Morning May 17th'

おまけ

高尾599ミュージアムに寄りました。
疲れていたので1階のみ見学。そしてお手洗いをお借りして汗だくの服を着替えさせていただきました。
温泉に入るのも考えて準備はしてあったのですが、気乗りしなくて帰る事にしました。

行きは高尾駅でしたが、帰りは京王の高尾山口駅。
明大前駅で井の頭線に乗り換えて渋谷駅へ向かいました。
そうすると半蔵門線直通で乗り換え無しに春日部まで帰れます🚃

ということで、今回の登山の話はハチ公像でしめくくって終わりにします。
全3部構成、長々と書いてしまいましたが、お読みいただきありがとうございました。
引き続き当ブログをよろしくお願いします。

2019年5月23日木曜日

陣馬山👉高尾山縦走登山 【その2】景信山

次の山へ

首都圏自然歩道(関東ふれあいの道)鳥のみちの最初の目的地 陣馬山に到着したのが前回までのお話でした。
今回は景信山までの話を書きます。
写真は登山中に路を横切った大きなトカゲ。声をかけたら気になったのか、すぐ脇のヤブで止まっててくれたので撮らせてもらいました📷
地元でも時々見かけるのですが、ほんとに大きかったです。

出発

陣馬山々頂を出発。
毎度の事ですが、道がわからず当てにしていたスマホでダウンロードしたはずの地図も表示されず、記憶と道標だけが頼りでした。
次の通過地点は明王峠なので、これが指し示す方角が正解。
山頂から少し低い場所に迂回路みたいな道が無数にあるので迷いそうでしたが、どうにかなりました。

歩いてすぐ、前回も見かけた人工林と天然林の境界を見つけました。
ほんとに面白い場所です。

現在地の目安となる距離標がありました。
陣馬高原下から5km、高尾山口から14kmの地点です。
鳥のみち19.4kmの距離地点になります。

山頂と山頂を結ぶ尾根。
木々に覆われているのでわかりにくいですが、登山路の左右が急斜面になっているのでそれと想像するしかありません。
森林限界を越えた見晴らしの良い所も良いですが、こうして木々のトンネルを歩くのもまた気持ちが良いです。

整備された綺麗な登山路でしたが、人の往来が多いと心配になるのが山火事🔥
火災原因は様々ありますが、林野庁の統計で公開されています。
火の気には十分気をつけて、気持ち良い山歩きをしたいです。

さらに登山道を歩いていると、道標のない謎の分かれ道がありました。
どちらへ行けば良いのかわからず、今回はトレーニングも兼ねていたのでできるだけ本道を通るようにとアップダウンのありそうなほうへ進みました。
この後で道の謎が解けたのですが。

再び距離標を発見。
先程から1km歩いた計算になります。
残り13km。まだまだ先は長いです。

明王峠に着きました🙌
相変わらず周りは木々で覆われているので、場所の確認は地図だけが頼りです。
スマホは通信状態が悪くて地図の確認が難しかったのですが、GPSの軌跡は表示されていたので記憶していた地図と重ね合わせてなんとなくで確認していました。
峠の茶屋もありましたが営業していませんでした。

明王といえば、真っ先に思い浮かぶのが不動明王です。
道中に安全祈願で手を合わせました。

幻の堂所山

しばらく進むと再び距離標がありました。
約1km進みました。高尾山口まで約12km。まだまだ先は長いです。

少し開けた場所に出ました。
ここが底沢峠という場所のようです。
記載された道標がどこかにあるらしいのですが、見つけることができませんでした。

堂所山への分かれ道に着ました。
興味があったのでそちらへ行ってみる事にしたのですが

三叉路まできたのですが、山頂表示がありません。
道標によるとさらに100mほど先までいかないとならないようだったので、今回はここで終わり。
ルートに戻る事にしました。

冒頭のトカゲの写真をここで撮ったあと、ふと前を見たら気持ちよいカーブの尾根道だったことに気が付き撮影📷
こうやって見るとどこかの森林道に見えますが、山の上なんですよね。

途中、道標を見て謎の分かれ道が判明しました。
まき道という補助路で、何らかの理由で体力温存や時短したい時に本道を歩くのが厳しい場合に通る道みたいです。
今回はトレーニングも兼ねていたので、まき道は使わずにすべて本道を歩きました。
不安があるようなら利用するのも完歩するための手段。競技ではルールがありますが、自由登山にはないですからね。
山は逃げません。何度でもチャンスはあります。

景信山登頂達成🙌

景信山々頂に着きました。登頂達成🙌
こうしてみると山頂?みたいな絵面ですよね。

裏側が林だから。
眺めの良い方角をバックに撮りたい所ですけどね。
かといって標高の高い部分がココですから仕方ないです。

時間はちょうどお昼。
この日の行動食として持ってきたinバー プロテイン ヘルシーチキンをここでいただきました。3本まとめて。
朝食べた鶏肉が思いのほかボリュームがあり、それを食べきるのに時間がかかったためホボ始発になりました。
そのお陰で道中行動食を食べる空腹感は感じず、その時間を短縮できたのでプラスマイナスゼロといったところでしょうか。

ここから富士山が見えるそうですが、やはり見えませんでした。
今の季節は厳しいですね。

陣馬山👉景信山のお話はこれで終わり。次回は高尾山までの道中のお話を書きます。
お楽しみに!