2017年10月8日日曜日

【秩父】第16回ロングウォークちちぶ路 その4 陣見山下山~チェックポイント③

虎ヶ岡城址へ

今回はワープしませんよ?😅
陣見山山頂は、疲労困ぱいの参加者たちで休憩できそうな場所がなく、限界近い足にムチ打って大月峠へ出発しました。

少し進むと、すぐに急な下り斜面が見え、補助ロープもかかっていました。
マップを見るとしばらく下り基調が続くようだったので、手を保護するためココから軍手をハメて進む事にしました。
足にも結構きてたので、腕でそれを補助する意味でも。

下ってる途中で、国土地理院の三角点を見つけました。
特にこれといった場所でもなく、なぜココにあるのかわかりませんでした。
後でマップを見ると、標高368.4mの四等三角点があると書かれてました。
三角点には、電子基準点と一~四等級まであり、等級数字が大きいほど設置間隔が短いようです。
自然の中にポツンとこういう人工物見つけると、なぜか気になっちゃうんですよね。

再び給水所がありました💧
大月峠の所で、ふと横を見ると舗装路が見えたので、登山路に一番近いココを選んで設置されていたのでしょう。
水はまだ沢山持っていたのでいただかなかったのですが、塩をひとツマミいただいて舐めました。
道中で、右足の太ももから膝にかけての裏側の筋がツリそうな感じがしていました。
いつも持ってきているゼリー飲料を忘れてきてしまい、栄養補給手段が行動食のみでまだ半分残っていたので悩みました。
結果は、いただいて正解で、この後ツル感じは消えました。

大きな倒木が登山路を塞いでいました。
もちろん、この程度なら乗り越えて進みますし、こういう倒木があちこちにありました。
あとでふと思ったのですが、この倒木に腰掛けて休憩すればよかったかな?と思いました。
本当に、丁度よい座れる場所がまったくなかったんです。
富士山は大岩があちこちにあって、腰掛けにちょうどよかったんですけどね。

足の痛みが相当厳しくなってきた所で、なんとか虎ヶ岡城址に着きました。
ここには大きな東屋があって、腰をかけられる長いベンチもありました。

ここからは美里町が一望できました。
眺めるのも早々に、東屋でザックを下ろし、椅子に腰掛けてすぐにトレッキングシューズの靴紐をほどいて脱ぎました。
2パックに分けていた行動食を外の食べた後のゴミと中の未食分を入れ替えたり、肩紐に括り付けてる水筒に水を補充したり。
あとは、休憩中ずーっと足裏をマッサージ。ここで30分ほど休憩しました。

チェックポイント③を目指して

筑坂峠に着きました。ロングウォークちちぶ路もそろそろ終盤です。
ここへきて、とても心配事がありました。それはタイムリミット。
周りの参加者たちも気にしはじめていて、一緒に参加したものの追いつかない仲間に携帯電話で連絡をとっている姿を見かけました。
さらに、下り基調だけかと思っていたら、ココへきて再び急な登り坂&下り坂が。登山経験がある人じゃないとちょっと厳しい道に再び遭遇しました。

イノシシなんてどうでもいいよぉ。ヤマノススメのクダリを思い出します。
それぐらい疲れ切ってて、ネタ用に1枚撮って先を急ぎました。

アップダウンの激しい道を抜けると、今度は急な下り階段が出てきました。一歩踏み外して落ちると大怪我か最悪命取りになるような場所。
ザックを担いでいるので普段と重心も違いますし、疲労も相当溜まっているので一歩一歩確実に降りていきました。
制限時間の心配もありましたが、その時はその時です。
下りきって急に緩やかな下り坂に差し掛かったなと思ったら、ようこそ美里町への標識が。

祠がありました。
登り側に向けて設置されていたので、下ってる私達からは裏側が見えました。 振り返って手を合わせて、道中の安全を祈願しました🙏

チェックポイント③に着きました。
ここで、20kmコースと27kmコースの分かれ道になります。
時間は午後2時20分。関門時間午後3時30分の1時間前です。
チェックポイント②は関門時間1時間前の通過でしたし、この区間は虎ヶ岡城址で30分休憩してるので、想定時間より実質30分早く着いた事になります。
ただ、ゴール受付終了の午後4時30分まで残り2時間しかありません。
疲労困ぱいな所に、ここから再び登り基調があり、さらにラストは2kmオーバーの長い舗装路が続くため、ゴール出来るかとても心配でした。

今回はここで一区切り。
休憩を取りながら登山を楽しめるイベントかと思っていたのですが、いざ歩いてみるとそうとう厳しい事がわかりました。
初盤の宝登山下山途中、80歳の人生の大先輩と歩きながらお話する機会をいただきました。その方は、富士山登頂3回経験しているにも関わらず、このイベントで27kmコース完歩したことがないとおっしゃっていたんです。
私は本当に完歩できるのでしょうか?😅

お読みいただきありがとうございました。
次回は、富士山登山前に登る予定だったもう1つの山、羅漢山の話を書きます。
まさか、ここでアレに出会うとは思っていませんでした♪
お楽しみに!

2017年10月7日土曜日

【秩父】第16回ロングウォークちちぶ路 その3 不動山下山~テレ玉のある陣見山

不動山を下山しチェックポイント②へ

不動山山頂から下ること20分。間瀬峠のチェックポイント②へ着きました。
足の痛みや後ろから来る登山者の邪魔にならないよう、普通に歩いていたら着いてしまい、気がついたら写真を撮ってなかった😱
そのため、一気にワープしちゃったわけです。
途中、急な坂道で補助ロープあったりで、持ってきた軍手はめようかどうしようか悩んでるうちに着いちゃいました。

チェックポイントで通過証明書を頂いたあと、それを仕舞ったり、持ってきた水を肩紐に括り付けていた水筒に補充したり。
ここに来るまでにちょくちょく食べていた、スティックタイプのシリアルをパクパク。
ユックリくつろぐヒマも無く、早々に出立しました。

イベント最大の山頂ロケーションへ

標識には陣見山、イベントの矢印は雨乞山とあります。
順序は雨乞山👉陣見山となります。
この入口、写真だけだと普通に見えるのですが、見上げると雨で斜面が削られてしまい、元々あった山道が無くなってました。
そのため、登山者各々で探り探り歩いた道がそのまま跡となり、複数のルートができちゃってました。おまけに急ときています。
そういうルート探しも登山の醍醐味ですが、ビシッと整備された道をただ歩くだけのハイキング感覚の人にとってはかなりの苦行です。

足も痛いし、道も険しく、落ち着いて写真撮る場所も見当たらず。
気がつけば、雨乞山山頂に到着してました。
ここがまた絶景ポイントで、おそらくロングウォークちちぶ路最大の絶景ポイント。
ランチするなら絶対ココって場所です。
それがコレ👇

綺麗に芝がはられ、思いっきり開けているんです。
しかも、山頂には1BOXカー止まっていて、歩いてきた俺ら何?みたいな雰囲気🚗
ここ、パラグライダーの滑空場になっていて、登ってる途中で飛んでる方を見かけました。
多数のイベント参加者が押し寄せ、みんな座ってランチを始めてしまったため、本来のパラグライダーで飛びたい人が困惑気味。
登山者押しのけ、やっとの思いで滑空場所まで装備持って移動されてました。
中高年の参加者が多く、良くも悪くも無頓着なんですよね😅

陣見山へ

雨乞山を降り、再び舗装された道に出ました。
とにかく、舗装路の割合が多く、クッション性の乏しいトレッキングシューズだと足が痛くて大変でした。
周りの参加者を見ると、クッション性の良い普通のランニングシューズの方もいらっしゃったのですが、ただ、山道の特に下り坂では滑り止めが無いため滑ってご苦労されてるシーンを何度も見かけました。
靴選びの難しいイベントです。

痛い足に耐えながら歩いていると、ココでまさかの給水所出現。
もちろん、イベント案内では一切水場は無いから最低1Lは持参してくださいとありました。
男体山の時と同様、準備不足のエマージェンシー的な理由で用意されていたのではないかと思います。
この時点で、ザックにはまだ1.5Lの水が入っていたのでいただきませんでした。

舗装路を進むと、見晴らしの良い場所に出ました。
並んでいるドラム缶は雨水を貯めておくモノで、万が一山火事が発生した場合に使うための消火水のようです。

再び、長瀞八景の看板がありました。
ここから見る夜景はロマンチックとの事ですが、もう足は痛いし疲れてるしでロマンに浸る余裕はありません😅

まぁ、そんな中でも写真は撮りました📷
木々がフレームっぽくなって、コレはコレで良い写真だなって、我ながら自画自賛してました。

再び現れた登り坂。階段こそアレど、登る事には変わりません。
登山をしていると、階段と坂道のどっちが楽か?というテーマが時々出てきます。
使う筋肉が違うので、人によってどっちがどっちか?ってのがあるんですよね。
私は、地面を蹴り上げてポンポン登ってく天狗みたいな登り方をするので、階段やそれに近い岩場が好きです。
逆に、下山時やフラットな道路は苦手です。

TVS!?埼玉県民ならお馴染みですよね?📺
そう!テレビ埼玉、略してテレ玉です🐣
険しい登り坂をズンズン進んでいき、最初に目に入ってきたのがこの建物。次はその横にあった鉄塔でした。

なんと!ここが陣見山山頂でした。標高531mです。
「陣見山ってわりに、周り木々だらけで何も見えないわよねぇ」なんて話も聞こえてくるぐらい、本当に周りは木しか見えない山頂でした。
写真で見ると人影まったく感じないのですが、フレームの外には沢山の人が疲労困ぱいで疲れ果てて座り込んでます。
この標識の写真も手前に人がいて、お願いして撮らせて頂いた1枚でした📷

今回は陣見山山頂で一区切り。
私の足もそろそろ限界に近づきつつありましたが、地図の標高グラフを見るとこの後はチェックポイント③まで、ひたすら下る道っぽく見えたので気合い入れて頑張りました・・・が?

お読みいただきありがとうございました。
次回は、・・・が?からの話を書きたいと思います。
お楽しみに!

2017年10月6日金曜日

【秩父】第16回ロングウォークちちぶ路 その2 宝登山下山~不動山

宝登山下り

今回は、宝登山山頂からの続きです。
バシッと整備された登山道からガラッと変わり、野上駅方面へ向かう道は本格的な山道でした。
今回から履き始めたトレッキングシューズ adidas TERREX SWIFT R MID GTXの効果は絶大で、下ると滑りやすい地面でもしっかりアウターソールの突起が食いついてくれてて、多少乱暴な歩行をしてもしっかり地面を捉えてくれます。

途中、分かれ道も出てきましたが、矢印の案内板のお陰で迷わず進めます。
歩いてるこのコースは長瀞アルプスハイキングコースです。

笹の生い茂った小道をひたすら歩いていきます。
自然を楽しみながらのトレッキングはとても楽しいです。

第1チェックポイント通過

第1チェックポイントの万福寺までやってきました。
ちょうど交差点手前に公衆トイレがあるので、ここでお借りして軽量化。
時間は午前9時30分、スタートから約2時間経過しました。
関門時間は午前11時。ここで野上駅方面へ向かえば7kmコース完歩となります。

延々続くアスファルトの道。
富士山や男体山で履いていたランニングシューズならすごく楽でも、底の硬いトレッキングシューズではまるで板の間を裸足で歩いているような感覚。
全行程の1/4を終えたあたりだというのに、この時点で足裏の痛みが出始めていました。
先が思いやられます。

もはや、街歩きの様相になってるアスファルトの普通の道路。
長瀞ゴルフクラブの看板のある交差点を右折し、まだまだ舗装路が続きます。

途中、畑に唐辛子が成っていたのでパシャリ📷
調味料として、いつもお世話になってる植物です。
とりあえずかけとけば、どんな料理もパンチが効いて美味しくなるんですよね😋

長い長い舗装路が終わり、自動車が通ってワダチになった道路に入っていきます。
案内板とスタッフの誘導があったので、迷わず山道に入っていけました。
途中4差路に出て、みんなどっち行けばよいかと悩んでいたのですが、良くよくみると正面の細い道に矢印の案内板が引っ掛けてあったので間違えずに済みました。

4差路の右を見ると、とても大きな砂防ダムがありました。
堤体の上に登って先を見てみたい気もしましたが、まだまだ先も長いし時間も気がかりなので先を急ぎます。

出牛峠へ向かう山道は、ビックリするぐらい栗が沢山落ちてました🌰
山歩きやめて栗拾いしたくなるぐらい沢山落ちてて、ビニール袋片手に沢山拾ってる方もいらっしゃいました。

砂防ダムがあるぐらいなので、こうして沢もあります。
石をひっくり返せばサワガニもいるのではないでしょうか🦀
素揚げにすれば、酒のつまみに最高ですよね🍶歯茎に刺さって痛いですが😅

ノンビリ自然を楽しむ余裕も、ここから一変します。
急な斜面が突如現れ、渋滞発生。
体力が続かず、途中休憩入る人も出てきます。
登り続けるコツは、自分のペースを守ること。もっと具体的な事を言えば、使っている筋肉に疲労感や痛みを感じない程度のペースを維持することです。
疲れては休み、痛みが出ては休みを続けていると、継続的に登り続けるより体力の消耗が激しくなりますし、休憩のための場所を見つけたり、そこへ移動する手間が積み重なって体力のロスになります。

出牛峠へ向かう急な山道の途中で、散弾銃の薬莢が落ちていました。
あとで調べると、ゴルフ場の向こうに埼玉県長瀞総合射撃場というのがあるらしいので、そこと何か関係あるのかもしれませんし、クマやイノシシといった危険動物の出没に伴うものかもしれません。
空薬莢自体は銃の部品として機能しないので、銃刀法の所持に該当しないようです。ですから、拾って持ってても問題なし。
でも、ゴミになるだけだし、余計な荷物になるので、写真だけにしときました。

急な斜面を登りきり、また出た舗装路。
歩いていると、長瀞町の看板が見えました。
あれ?いままでどこ歩いてたの?と不思議だったのですが、どうもこの辺は境界線が入り組んでて、街を出たり入ったり繰り返すようです。
ですから、こんな看板がこの後何度も出てきます。

秋の実り。本当に栗が沢山落ちてます🌰
栗拾いしたい気持ちをグッと抑え、せっせと先を急ぎます。

ホンジョーなのぉ😱
ここでまさかの本庄市の看板が出てきました。
もちろん、JR上越新幹線 本庄早稲田駅や、関越自動車道 本庄児玉インターチェンジがある本庄市です。
国道17号線沿いあの街並みイメージで、山奥本庄市は今回がはじめてだったので、ちょっとビックリしました。

峠道から時折見える風景がとても綺麗でした。
10月4日は十五夜お月さん中秋の名月🌕
ススキも穂を出し、ココで愛でたら綺麗だろうなぁと思いますが、夜登山は危険も一杯。
やはり、相応の場所で見るのが1番です😅

気がつけば糠掃峠を歩いてるようでした。
地図を見ても、具体的にどこからどこまでって区切りがよくわからず、ただ何となく舗装された一本道をポテポテ歩いてました。
先に見えるのは、たぶん長瀞の街だと思います。

長瀞八景の立て看板を見つけました。
長瀞っていうと岩畳が有名ですが、とても楽しいハイキング地です。

再び山道で不動山へ

長い長いアスファルトの舗装路も終わり、再び土の山道へ入ってきます。
本当にわかりにくい道で、カーブの所にちょこっと細い脇道があるだけ。
ココもスタッフの方が立たれ、看板とセットで誘導してくださってました。

木や草が生い茂る急な山道。
出牛峠へ向かう山道ほどでは無かったですが、長い長い登り道が続きます。

ん?これはもしかして三角点?
真新しい国土地理院の杭が立ってました。
周りを見渡しても、木々が生い茂ってるだけ。
もしかして?

今回のイベントで設置された、不動山山頂を示す札がありました。
それぐらい、ここが山頂とわかりにくい場所でした。
標高549.2m、ロングウォークちちぶ路最高地点です。

先着の方が荷物置いてて気が付かなかったのですが、SH浦和と書かれた不動山山頂を示す看板が切り株にかけられていました。
イベント以外では、コレと先ほどの三角点が山頂と唯一確認できるモノかもしれません。

今回は、宝登山👉不動山の道中で一旦区切ります。
ロングウォークちちぶ路全体のうち赤丸の所が不動山です。
結構進みましたが、まだまだ先は長い。
この時点で午前10時50分、スタートから3時間20分経過です。寄居駅の抽選会締切時刻午後4時30分まで残り5時間40分
ここまで休憩まったくなし。足の裏も痛く本当に完歩できるのか不安がよぎっていました。

お読みいただきありがとうございました。
次回は不動山を下山しいきなりチェックポイント②から始まります。
その辺の話とかも、写真ナシの活字ですが書きたいと思います。
お楽しみに!